老親扶養ビザ

老親扶養ビザ 事例1

ご要望

 海外で暮らしてきた両親が2人とも高齢で具合が悪いので、両親2人とも日本に引き取って日本で面倒を見たい。

ご状況

 父:ヘルニア

 母:認知症

 子:夫婦共働き

課題

 1 夫婦2人の老親扶養ビザは認められていない ※要件:身寄りがないこと

 2 父の病気が一般的 ※要件:自分一人では暮らしていけないこと

 3 子が夫婦共働きの場合、老親扶養ビザは認められていない ※要件:面倒を見る方が家庭にいること

対応

 ご両親ともに病状が深刻との事でしたので、お二人とも日本で診察を受けて頂いたところ、お父様は重度で歩行障害が出ていることが分かり、お母様は急速進行性で徘徊の頻度が日に日に高まっていました。

 お客様には診断書とご両親のご自宅での様子を記録して頂きました。
 日中家庭に面倒を見る方がいることが要件とご説明すると、奥様は在宅勤務の仕事への転職をご決断されました。加えて、医療費の経済的負担は、日本で働くご兄弟の協力を得て経済的支援を受ける話をまとめられました。
 また、ご両親の暮らす海外の甥姪の状況を伺うと、皆、高齢のご兄弟の介護に手いっぱいの状況でした。老人ホームの募集についても、改めて本国に問い合わせて頂きましたが、募集がありませんでした。

 これらの状況をすべて丹念に押さえて書面にし、更に証拠書類も揃えられる限り揃えて申請したところ、申請からおよそ2か月でご両親ともに入管から許可が下りました。

 お客様からは「父の病状は分かりづらく特に説明が難しかったと思います。両親2人とも許可を取ってくれて本当に感謝しています。中野先生のことは一生忘れません」と感謝の弁を頂きました。