老親扶養ビザ
Residence Status “Specified Activities”
(Dependent Elderly Parent)
海外に住む親と日本で暮らしたい外国人の方へ
こんな思いはありませんか?
『海外にいる高齢の親を日本に引き取って、
日本で面倒を見ながら一緒に暮らしたい。』
行政書士事務所NEW STAGEでは、
取得が難しい老親扶養ビザの許可実績が豊富ですので、
ぜひご相談ください。
※ 前日までキャンセルできます
Requirements and Cases
老親扶養ビザの要件と事例
老親扶養ビザの要件
◆先例要件◆ ※非公開
親の要件
1 高齢である(65歳以上)
2 日本に住む子以外に身寄りがない
3 自分一人では暮らしていけない
子の要件
1 親の面倒を見る十分な収入がある
2 親の面倒を見る方が家庭にいる
3 子が親の住む本国へ移住できない
!注意点!
▶ 老親扶養ビザは法律にないビザなので、以下の行政サービスがありません。
1 ビザを取ってから来日する、在留資格認定証明書(COE)の制度がない
2 入管ホームページに申請書類、申請方法が一切掲載されていない
3 制度がないので入管に説明責任がなく、入管窓口へ行っても説明を受けることが難しい
4 オンライン申請が利用できない
▶ 老親扶養ビザの要件は厳格で、少しでも当てはまらない場合、許可は出ません。
1 親の要件「日本に住む子以外に身寄りがない」
① 日本に住む子の兄弟・姉妹が、親の住む本国や日本以外の国にいる場合、その方に引き取って頂くよう勧められ、許可は出ません。もし引き取れないという場合には、引き取れない理由がないと許可は出ません。
・引き取れない理由とは:自身の親の介護で手が足りず世話ができない
※ 単に収入が少ない場合、仕送りをするよう勧められ、許可は出ません。
② 親に兄弟・姉妹がいて、甥・姪(子のいとこ)が本国や日本以外の国にいる場合、その方に引き取って頂くよう勧められ、許可は出ません。もし引き取れないという場合には、引き取れない理由がないと許可は出ません。
・引き取れない理由とは:自身の親の介護で手が足りず世話ができない
※ 単に収入が少ない場合、仕送りをするよう勧められ、許可は出ません。
③ 親の親族が多く、全員の状況(住まい・親の病状・介護をしているかどうかなど)が分からない場合、許可は出ません。
2 親の要件「自分一人では暮らしていけない」
① 同居の家族による介護が必要でない場合、許可は出ません。
・介護とは:生活援助(掃除・洗濯・調理など)、身体介護(食事介助・排泄介助・入浴介助・歩行介助・移乗介助・更衣介助など)
② 同居の家族による介護が必要かどうか、日本の医師の判断(診断書)が必要です。
③ 本国の老人ホームに入所できる場合、許可は出ません。
④ 本国で介護ヘルパー・ホームヘルパーを頼める場合、許可は出ません。
⑤ 親が最近入院した、手術した、というだけでは、許可は出ません。退院後、術後の経過が順調なら、引き続き本国で経過を観察するよう勧められ、許可は出ません。
3 子の要件「親の面倒を見る方が家庭にいる」
① 親の面倒を見る方が、常に家庭にいる必要があります。親の面倒を見る十分な収入があっても、夫婦共働きで日中家に親以外の人がいない場合、許可は出ません。
② 在宅勤務でも出勤する日があり、出勤日には日中家に親以外の人がいないという場合、許可は出ません。
老親扶養ビザの概要と制度化されない背景
◆制度の概要◆
ビザ:特定活動ビザ(告示外)
告示外とは:入管法に制度が無く、過去に認めた事例があるのみ
告示外の特徴:入管が外国人一人一人の事情を聞いて、人道的な理由があれば個別に認める。
老親扶養ビザの特徴:本国に住む親を日本に住む子が引き取る以外、親が生きていく方法は全くないと言い切れる場合のみ許可される。
◆制度化されない背景◆
日本の世界トップクラスの急速な高齢化
1 世界2位の約30%
世界1位はモナコ公国ですが、同国は人口3万6千人の都市国家で、かつ世界のセレブが暮らす高級リゾート地。人生の最後に暮らす富裕層が多数を占め、日本のように少子高齢化に苦しんでいるとは言えないことから、日本が実質的に世界一高齢化が進んでいる国とも言われています。
2 国が負担する医療費の急増
一般的に高齢者でない人よりも高齢者の方が医療費がかかります。日本は世界トップクラスの急速な高齢化により、医療費が増加し、国の負担も増加しています。このため、日本は外国の高齢者を受け入れる余裕が世界一ないといえます。
親のビザの種類
親のビザは、告示外(制度がない)老親扶養ビザの他に、告示されている(制度がある)親のビザは以下のとおりです。これらのビザは制度がありますから、他の一般的なビザと同じく、要件に該当すれば基本的に許可されます。
◆高度専門職ビザの親・高度専門職ビザの配偶者の親◆
要件
1 高度専門職ビザの方の年収が800万円以上
2 高度専門職ビザの方の子を妊娠した時から満7歳まで
3 父か母のいずれか一方のみ呼び寄せることができる
◆特定研究等活動ビザの親◆
要件
1 海外で勤務する研究者の方が、日本の研究機関に勤務するため来日する場合
2 海外で同居している親
3 父か母のいずれか一方のみ呼び寄せることができる
◆特定情報処理活動ビザの親◆
要件
1 海外で勤務するIT人材(有資格者)の方が、日本のIT会社に勤務するため来日する場合
2 海外で同居している親
3 父か母のいずれか一方のみ呼び寄せることができる
ご相談頂けたら、ご事情を伺い、先例の要件に照らして許可が下りそうか、どの書類なら入管に立証できるか、判断させて頂きます。
そして、お客様には単純に私が示す書類を集めて頂きます。
私は申請書をはじめご事情を立証する説明書を作成代行し、確実な許可を目指します。
実際に許可も得ていますし、当事務所が申請して不許可の場合、無料で再申請しますので、安心してご相談下さい。
事例1
ご要望
海外で暮らしてきた両親が2人とも高齢で具合が悪いので、両親2人とも日本に引き取って日本で面倒を見たい。
ご状況
父:ヘルニア
母:認知症
子:夫婦共働き
課題
1 夫婦2人の老親扶養ビザは認められていない ※要件:身寄りがないこと
2 父の病気が一般的 ※要件:自分一人では暮らしていけないこと
3 子が夫婦共働きの場合、老親扶養ビザは認められていない ※要件:面倒を見る方が家庭にいること
対応
ご両親ともに病状が深刻との事でしたので、お二人とも日本で診察を受けて頂いたところ、お父様は重度で歩行障害が出ていることが分かり、お母様は急速進行性で徘徊の頻度が日に日に高まっていました。
お客様には診断書とご両親のご自宅での様子を記録して頂きました。
日中家庭に面倒を見る方がいることが要件とご説明すると、奥様は在宅勤務の仕事への転職をご決断されました。加えて、医療費の経済的負担は、日本で働くご兄弟の協力を得て経済的支援を受ける話をまとめられました。
また、ご両親の暮らす海外の甥姪の状況を伺うと、皆、高齢のご兄弟の介護に手いっぱいの状況でした。老人ホームの募集についても、改めて本国に問い合わせて頂きましたが、募集がありませんでした。
これらの状況をすべて丹念に押さえて書面にしたところ、説明書や嘆願書だけで20ページに及ぶものになりましたが、更に証拠書類も揃えられる限り揃えて申請したところ、申請からおよそ2か月でご両親ともに入管から許可が下りました。
お客様からは「父の病状は分かりづらく特に説明が難しかったと思います。両親2人とも許可を取ってくれて本当に感謝しています。中野先生のことは一生忘れません」と感謝の弁を頂きました。
事例2
ご要望
海外で暮らす、離婚した親の具合が悪いので、日本に引き取って日本で面倒を見たい。
ご状況
親:糖尿病
子:独身(会社勤務)
課題
1 親の年齢が60代半ばだが、老親扶養ビザは70歳以上と言われる事務所が多かったこと ※要件:高齢であること
2 親の病気が一般的 ※要件:自分一人では暮らしていけないこと
3 海外にいる親の弟妹が高齢でない限り、老親扶養ビザは認められていない ※要件:身寄りがないこと
4 子が独身で働きに出ている場合、老親扶養ビザは認められていない ※要件:面倒を見る方が家庭にいること
対応
お客様はご自身で親御様のビザ申請したところ不許可になり、入管から出国準備の指示を受け、無料相談に来られました。
親御様は白内障の手術を受けるために短期滞在ビザで来日し、手術が成功したので、帰国を促されたようです。
しかし、術後も目が見えにくく、歩行も困難との事で、持病の糖尿病の検査結果を見せて頂くと、糖尿病からくる網膜症や神経障害との事でした。足の写真を撮って頂くと、壊死が始まっているようでした。
ご年齢はまだ60代半ば過ぎで持病も一般的なものでしたが、病状は深刻であると感じ、医師に看護の必要性を仰ぎ、申請すべきと判断しました。
親御様の弟妹が海外にいらして高齢でありませんでしたが、家族トラブルで連絡先を知らない仲との事でした。
また、お客様は独身で会社勤務でしたが会社に在宅勤務制度があり、親御様の短期滞在の間、利用されていました。
これらの状況をすべて書面にすると説明書だけで優に10ページを超えるものになりましたが、更に医師の診断書をはじめ証拠書類も添付し入管に申請したところ、2か月で許可が下りました。
お客様に新しい在留カードが届いた事をお知らせすると、すぐに事務所に取りにいらし、「親を迎えるために新居を建てます。次の更新もお願いします」と熱く語って下さいました。
事例3
ご要望
夫と死別した、海外で独り暮らす親の具合が悪いので、日本に引き取って日本で面倒を見たい。
ご状況
親:車いす、不整脈
子:家庭あり(本人・専業主婦・乳児)
課題
1 車いすの場合、海外の老人ホームに入れない限り、老親扶養ビザは認められていない ※要件:自分一人では暮らしていけないこと
2 家庭に専業主婦はいるが、乳児がいるため、親の世話に専念できないこと ※要件:面倒を見る方が家庭にいること
対応
お客様にご事情を伺うと、親御様のお世話を何とか本国で看ようとされてきたことが分かりました。
親御様がお独りになられてから、交通事故で車いす生活になり、その後、不整脈を発症し二度の失神に襲われていました。
本国で唯一の身寄りである甥御様は、ご自身の親の介護で手が離せない状況の中、極力手を貸して下さいましたがとても手が足りず、お客様は本国でホームヘルパーを雇われました。しかし、車いす生活者の介護ヘルパーと家事ヘルパーの両方の負担の大きさに音を上げて辞められ、その後、募集空しく応募はありませんでした。本国での老人ホームの入居にも応募されましたが、本国の施設は入居者の非常時には家族が駆けつける条件が通例で、入居は叶いませんでした。
そこで、親御様には日本に暮らすお客様が引き取って面倒を見る理由が十分にあると判断し、受任しました。
お客様はコロナ禍以降、在宅勤務が中心で、乳児のいる奥様と二人三脚での介護は十分に可能でした。
これまでの経緯や状況をすべて書面にし、15ページを優に超える説明書に加え、医師の診断書をはじめ証拠書類を添付し入管に申請したところ、2か月足らずで許可が下りました。
お客様に新しい在留カードの到着をお知らせすると、すぐに事務所に取りにいらし、「中野先生は母の命の恩人です。依頼して本当に良かった。次の更新もお願いします」と感謝の弁を頂きました。
※ 前日までキャンセルできます
Price
老親扶養ビザ料金
内容 | 料金 |
---|---|
老親扶養ビザ | 28万円 |
在留期限まで30日しかない場合 | 追加料金 8万円 |
在留期限まで20日しかない場合 | 追加料金16万円 |
在留期限まで15日しかない場合 | お引き受けできない場合があります。 |
料金は税込みの金額です。
料金はビザを変更する場合の金額です。老親扶養ビザをすでにお持ちで、そのビザを更新する場合には半額となります。
ただし、ビザの更新でも他事務所やご自身の申請が不許可になった場合には全額となります。
振込手数料は当方で負担いたします。
お客様に集めて頂く書類にかかる実費はご負担頂きます。また、出張費を頂く場合があります。
※ 前日までキャンセルできます
Service Step
サービス提供の流れ
Q&A
老親扶養ビザ
老親扶養ビザ
Q: 日本に呼び寄せたい親の年齢が65歳なのですが、ビザは取れますか?
A:高齢であるという先例の要件は満たします。
ただし、他に身寄りがないことや自分一人では暮らしていけないことなどの要件も満たしていなければ、ビザは取れません。
一度、無料相談して下さい。
Q: 海外にいる両親を日本に呼び寄せたいのですが、ビザは取れますか?
A:ご両親ともに高齢であること、他に身寄りがないこと、自分一人では暮らしていけないことなど先例の要件を全て満たし、ビザを得る理由があると入管に認められれば、ビザを取れる可能性があります。一度、無料相談して下さい。
Q:共働きで日中は家にいないのですが、ビザは取れますか?
A:先例の要件である、親の面倒を見る方が家庭にいることを満たさないので、日中誰も家にいない場合、ビザは取れません。
その場合、在宅勤務への転属や、自費での介護ヘルパーなど代替手段が必要です。
Q:在宅勤務が主なのですが、ビザは取れますか?
A:在宅勤務が常でしたら、先例の要件である、親の面倒を見る方が家庭にいることを満たします。
ただし、在宅勤務が主で、出勤する日があり日中誰も家にいない日がある場合には、ビザは取れません。
その場合、自費での介護ヘルパーなど代替手段が必要です。
Q:海外にいる親が海外の老人ホームに入っているのですが、ビザは取れますか?
A:先例の要件である、自分一人では暮らしていけない、とはいえないので、ビザは取れません。
海外の老人ホームでは受けられない介護が必要で、同居の家族ならできる場合、ビザを取れる望みはあります。
一度、無料相談して下さい。
Q: 海外にいる親が海外でホームヘルパーを頼んでいるのですが、ビザは取れますか?
A:先例の要件である、自分一人では暮らしていけない、とはいえないので、ビザは取れません。
海外のホームヘルパーが受けない介護が必要で、同居の家族ならできる場合、ビザを取れる望みはあります。
一度、無料相談して下さい。