老親扶養ビザ

老親扶養ビザ 事例2

ご要望

 海外で暮らす、離婚した親の具合が悪いので、日本に引き取って日本で面倒を見たい。

ご状況

 親:糖尿病

 子:独身(会社勤務)

課題

 1 親の年齢が60代半ばだが、老親扶養ビザは70歳以上と言われる事務所が多かったこと ※要件:高齢であること

 2 親の病気が一般的 ※要件:自分一人では暮らしていけないこと

 3 海外にいる親の弟妹が高齢でない限り、老親扶養ビザは認められていない ※要件:身寄りがないこと

 4 子が独身で働きに出ている場合、老親扶養ビザは認められていない ※要件:面倒を見る方が家庭にいること

対応

 お客様はご自身で親御様のビザ申請したところ不許可になり、入管から出国準備の指示を受け、無料相談に来られました。
 親御様は白内障の手術を受けるために短期滞在ビザで来日し、手術が成功したので、帰国を促されたようです。

 しかし、術後も目が見えにくく、歩行も困難との事で、持病の糖尿病の検査結果を見せて頂くと、糖尿病からくる網膜症や神経障害との事でした。足の写真を撮って頂くと、壊死が始まっているようでした。
 ご年齢はまだ60代半ば過ぎで持病も一般的なものでしたが、病状は深刻であると感じ、医師に看護の必要性を仰ぎ、申請すべきと判断しました。
 親御様の弟妹が海外にいらして高齢でありませんでしたが、家族トラブルで連絡先を知らない仲との事でした。
 また、お客様は独身で会社勤務でしたが会社に在宅勤務制度があり、親御様の短期滞在の間、利用されていました。

 これらの状況をすべて書面にし、更に医師の診断書をはじめ証拠書類も添付し入管に申請したところ、2か月で許可が下りました。

 お客様に新しい在留カードが届いた事をお知らせすると、すぐに事務所に取りにいらし、「親を迎えるために新居を建てます。次の更新もお願いします」と熱く語って下さいました。